『娘が中学に合格してから勉強をしなくなった。
「少年老い易く学成り難しよ」と言えば「中高年に老い易し。ママ頑張れば」と返す。
母娘は反発と闘争の17年間を過ごしたが、子育ても相性次第だと私は諦観した。
娘は突如、留学を決意し、交換留学制度で昨夏、受験と母から逃げ渡米した。私は「かわいくない子には、なお渡米させよ」と豪語した。
娘を無償で一年間預かるのは、6人の子を育てたクリスチャン家庭だ。
米国ママは娘に会うなり「何があってもあなたを愛する」と抱きしめたという。無条件で受容したのだ。
私は「何すればいい子」と条件つきで育てた冷酷ママだ。
「実父は仕事で家庭不在、実母は世間の物差しで子を計る。当地は田舎で物は少ないが家族は向き合い心豊かに人生を楽しんでいる。日本はゆがんで見える」と娘の便りは手厳しい。
後日、米国ママから手紙が来た。娘のズボラさはおおらかに、無鉄砲は勇敢に、騒々しさは社交的にみえるのだろうか。
娘のよさを拾い集めた温かな手紙は「大切な娘さんを私たちに分け与えてくれてありがとう」と結んであった。
寛大な愛に包まれ、私のちっぽけな心が大きく震えた。』
朝日新聞に掲載されたいた投書です。
わたしの幼い頃からお世話になっている方の本に載っていました。
今、子供達を取り巻く環境がとても息苦しくなっていると感じます。
ありのままでいい。勉強が出来ようが出来まいが、太っていていようがやせてようが、運動が得意でも不得意でも、色々出来ないことがあっても、子供たちひとりひとりの存在は貴いのだということを改めて思いました。
今日は前々からとっても楽しみにしていた日です。そしてその通りになりました。
素敵なところにわたしも仲間に入れていただけることになりました.。
http://www.petitspoissons.com/index.html
これからまた色んなことを勉強し、伝えていきます。
くだらない内容も盛りだくさんのわたしのブログですがこれからもよろしくお願いします。